恋愛には何通りのスタイルがある?
エロス型 (美への愛)
恋愛至上主義で、一目惚れやロマンチックな愛を求める。 恋人のために、ロマンチックなシチュエーションを演出したりもする。異性の外見を重視し、強烈な一目線れを起こすことも。交際の初期に肉体 関係になることを望むが、恋愛は長続きしないことが多い。
マニア型(熱狂的な愛)
恋愛にのめり込むタイプ。相手を強く求め、様妬深く、愛されていることを繰り返し確かめたがる。自分に自信が持てず、相手がほかの異性の話 をするだけでジェラシーが起こる。相手に対して不安になると、食欲が落ちるなど、いろいろな身体的症状が現れる。
ルダス型
恋愛をゲームとして捉え、楽しむことをまず考える。ある意味クールなタイプ。交際相 手に執着せず、複数の相手と付き合うことを求める。経験も豊富。焼妬や独占欲を示すことはない。自分のプライバシーに踏み込まれることを嫌う。
アガペー型 (献身的な愛)
愛は無償のものと考え、相手のために自分を牲にすることをいとわない。お返しに自分を愛してくれることさえも求めない。目的で、相手にとことん尽くしてしまう。もし相手が自分以外の人といるほうが示せと感じれば、身を引くこともある。
ストルゲ型 (友愛的な愛)
愛とは長い時間をかけて育まれるものと考え、友愛を求める。恋愛をしていることに気づかない場合も。激しい嫉妬や不安はあまり感じないタイプ。長い間離れて暮らしていても、不安や苦痛は感じない。 人生の目標は、結婚して家庭を持つこと。
プラグマ型 (実利的な愛)
恋愛にロマンスは必要ないと 考えるタイプ。愛を打算的に 考え、自分に役立つような愛 を求める。自分の地位が上がるための手段と考えるなど。 そのため相手は、社会的地位 や経済力など、自分が設定したいろいろな基準に見合う人を選ぶ。
恋愛の色彩理論に自分を当てはめてみよう
「愛」と「恋」の違い
「愛」とは、「親きょうだいの慈しみ合う心。 広く、人間や生物への思いやり。男女間の、相手を慕う情。かわいがること。大切にすること」 などと広辞苑には記されています。「愛」という感情は、人だけでなく、動物や生物に対しても抱くもの。「愛」はそうしたすべての他者との深い交わりから生まれるもののようです。
人間に限ってみても、親子の愛、きょうだい愛、友人間の愛、男女の愛など、さまざまです。
そして、その愛の形や、愛をどのように捉えるかも、人によって異なるに違いありません。
「いつも心に留めていて、相手を大切に思う気持ち」 と答える人もいるでしょうし、「代償を求めず|に、相手のために自分のすべてを捧げる気持ち」 と答える人もいるでしょう。「相手を深く知りたいと思う気持ち」「気持ちが通じ合うこと」「相手を包み込む優しさ」と答える人もいるかもしれません。それらすべてを包括して「愛」と呼びます。
「恋」とは何?
では、「恋」とは何でしょうか。広辞苑では、「一緒に生活できない人や亡くなった人に強く惹かれて、切なく思うこと。
また、その心。特に、男女間の思慕の情」とあります。「恋」と いう文字の旧字は「戀」で、痙攣の攣を基にしてできた文字です。「壁」には「引っ張る」「引 きつる」の意味があり、「戀」は「惹かれる心」 を表しています。
つまり、「愛」は人によってさまざまな形がありますが、「恋」は相手を恋い慕って思い悩む気持ち、片道の愛といえます。そして「恋愛」 愛情を「要求としての愛」と「与える愛」に は、特定の相手を恋い慕い、慈しむ気持ちです。
日本の小説家有島武郎は、評論集で「惜しみなく愛は奪う」と記しました。
恋愛の色彩理論「6通りの愛」
「愛」については、多くの学者が考え、その心理を解き明かそうとしてきました。思想家は、「愛」を五つに分類し、 作家は「恋愛」を四つに分類しました。
また、心理学者は、「恋愛」に は六つの色彩(種類)があるとし、これを「ラブスタイル」と名づけました。彼は恋愛に関するさまざまな文献から恋愛に関する記述を集め、そこから六つの愛の形を導き出したといわれています。
六つのタイプは相反するものとして、色相環に表されます。この理論は「恋愛の色彩理論」と呼ばれ、心理学でも広く知られてルージュモンの「愛」と トリビアスタンダールの「恋愛」 「恋愛心理ルージュモンは、「愛」を5つに分類しました。
1宇宙の生成原理、神の創造力 2友愛の情。他者を求める気持ち 3感情が引きつけられている状態です。