恋愛でも初対面の印象が大切
初対面の印象がよければ、「また会いたい」「もっと知りたい」と思う
「第一印象が大事」とよく言われます。一方で、「人を外見だけで判断してはいけない」とも言います。
しかし、やはり第一印象は大切です。最初の印象は数ヶ月続くと言われており、その後に影響してきます。
いくら人間性がよくても、初対面の印象で相手に受け入れられなかったら、次のデートや付き合いにつながらないかもしれないからです。
本当の良さを相手が見極められる人であればいいのですが、違った捉え方をされて二度と会ってもらえない、連絡がとれなくなったとなると、お互いに損する可能性すらあります。
感情や態度について矛盾したメッセージが発せられたとき、人は視覚の情報を優先して受け止めます。
つまり、外見(視覚情報)は人を判断する上で非常に大きな要素だというのです。
これをメラビアンの法則といいます。心理学でも有名です。
だから背が高い、イケメン、かわいい、美人は得をすると言うのです。
それは内面ではなくて、外見で判断しているから。
かっこよさや綺麗さでつきあってみるとなにか思っていたのと違うというのはよくある話。
性格などは最初よく見せることだって出来ます。ただし、外見を相手に気に入ってもらはないと中身を知ってもらえないという事実がありますので、かっこいい、可愛いは、お得なのです。自分磨きをしましょう。
この法則では、人が他人を受け入れるまでには、四つの壁があるとしています。
第一の壁は外見、服装、表情。第二の壁は態度、姿勢、しぐさ。
第三の壁は声の大きさ、抑揚、スピードなど。第四の壁は、話の内容。そして、判断基準の割合は、外見55%、話し方38%、話の内容7%という事件結果があります。
このことから「7-38-55のルール」「3Vの法則」とも呼ばれます。
初対面で好印象を抱けば、「もっとこの人のことを知りたい」と思うのは同じです。
話の内容よりも、外見、話し方、声、表情などのほうが重要なのです。
1分もあれば相手を判断できる
では、第一印象は、どのくらいの時間で形成されるのでしょうか。
大学生を対象とした実験では、たった5秒間で否定的情動、外向性・内向性、良識性、知性がある程度判断でき、3秒間でそれはさらに正確さを増したといいます。
特に、外向性・内向性についての判断は、初対面のときの判断(第一印象)と、親しくなってからの判断に変化はないようです。
知性についての判断も、第一印象の判断が比較的安定しています。
協調性や良識性、情緒安定性については、第一印象と矛盾した出来事を感じ取ったとき、その判断が覆ることがあります。
他人を受け入れるまでの4つの壁
メラビアンの法則では、人が初対面の人を受け入れるまでには4つの壁があるとしました。
そして、最初は見た目で判断している割合が高いとしています。
男性の場合は、背が高い男性やカッコいい男性は好感度が高く、営業や接客の際にもいい効果を与えてます。背が高く声が低い、あまり話さない人のほうが営業成績がいいという研究結果があります。
第1の壁
●外見
●表情
第2の壁
●態度
●姿勢
●しぐさ
第3の壁
●声の大きさ
●抑揚
●スピード
第4の壁
●話の内容
人は第一印象が重要です。モテたい、出会いを大切にして次につなげたいのであれば、服装や外見に力を入れるべきです。
恋愛だけでなく、仕事の成果にも繋がります。スーツを着ている人と普段着の人、ひげをそっている人と伸ばしている人とでは、印象も変わってくるのと同じです。