体が歳を取って機能が悪くなっていくのと同じ様に、多くの人は脳も老いると信じています。
年を取るごとに思考も鈍くなり、物覚えが悪くなり、新しいことも学べなくなるものだと多くの人は思い込んでいます。
脳は年と共に老いるは大きな間違い
むしろ脳は年と共に成長できる事がわかっています。
脳が本当に老いるのは死ぬ間際になってからだという事が脳科学の研究で明らかになっており、それまで脳が老いることはないのです。
「何で昔みたいに物覚えが悪くなったり、新しい事を学ぶことができなくなってしまうんだ」と疑問を持つ人もいるでしょう。
確かにそういう事は起きますが、それは脳が老いてしまったのではなく、脳が衰えてしまったのです。
人間の筋肉を考えてみてください。
人は運動をしないと、体の筋肉が衰えてしまいます。
昔スポーツをやっていたとしても、やめてしまえば当時の様な力は失われていき、筋肉はどんどん小さくなり、締まりの無い体となっていきます。
同じ様な現象が脳においても起こります
ある科学者達がとある国語教師と数学教師の能力を、若い頃と年老いた頃に分けて比べるという実験を行いました。
すると、若い頃よりも国語教師の国語能力は上がったのに対し、数学能力は落ちてしまいました。
同様に、数学教師も数学能力は上がったのに対し、国語能力が落ちてしまいました。
なぜこのようなことが起きたのでしょうか。
それは、国語教師は言語能力を司る脳の部分を使い続け、数学教師は数学能力を司る脳の部分を使い続けたからなのです。
脳は使われた分だけ徐々に成長し、逆に使われないとどんどん衰えてしまいます。
つまり、ある分野で優れた能力を発揮したいのであれば、その分野について使い続ける(考え続ける)ことが必要となるのです。
これは、脳というのは普段自分たちが考え続けていることが頭著に現れてくるということを意味します。
そして皮肉なことに、脳はそれがプラス思考なのか、マイナス思考なのかを区別しません。
女性にモテたければ、脳を恋愛脳にするとモテるようになります。恋愛について、勉強することで、モテるような行動を取れるようになります。
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